賃貸物件を探すとき必ずするのが内見でしょう。
その内見、手ぶらで出かけていませんか?
何も持たずに内見に行くのは非常に勿体ないです。
内見は間取り図を見るだけでは分からない大切な情報を沢山教えてくれるからです。
一つでも多くの情報を知って、失敗しない賃貸物件を探すには、内見に持っていく持ち物も重要です。
今回は基本的な内見の知識や内見に必要な持ち物ベスト7をお教えします!
?1. 引っ越しするなら内見はマスト!
引っ越しは時間と労力、そしてお金もかかる一大イベントです。
しかも、一度契約をしてしまうと仲介手数料や礼金も返金されることは少なく、余計な出費に繋がってしまいます。
後から「こんなことになるなんて…」と思う前に、面倒と思いがちですが内見は必ずしましょう。
1-1. 内見と内覧って?
内見とは内部見学の略で、不動産会社に物件を紹介にしてもらい、気になる物件が見つかったら実際に訪れて部屋をみることです。
その言葉と似たような言葉に“内覧”がありますが、ほとんど同じ意味で使われています。
不動産業界では、気になる物件を見に行くことを“内見”、新築物件の完成を確認することを“内覧”と使い分けているようです。
1-2. 内見の流れ
①? ? 不動産会社に行く
自分の中で理想の住まいの条件を不動産会社に行って担当者を紹介してもらい、相談をします。
事前にネットで見た物件を内見できるか確認するのも時短になりますが、ネットで見た物件が必ず空いているとは限りません。
1件だけではなく、4~5件を探して問い合わせをしましょう。
もし希望物件が埋まっていても似たような物件を提案してもらいます。
担当者と相談をして、妥協をしたりしながら実際に内見する物件と日取りを決めます。
中には、その場ですぐに内見できる物件もあるので午前中に行くのがおすすめです。
② 内見する物件へ移動
不動産会社の車や徒歩で希望物件に向かいます。
行くまでの道も雰囲気や治安など不動産会社に聞いたりするなどしてよく見ておきましょう。
③ 内見する
事前に内見するポイントを自分でリストアップし、そこを中心に見るようにしましょう。
ダラダラと見るのでは時間ばかりが過ぎてしまいます。
内見では部屋に入るためのカギを不動産会社が持参する場合や、その場で管理人さんに借りることが多いですが、中には大家さんが立ち会うこともあります。
その場合には、立ち振る舞いに注意してください。
言葉遣いが乱暴だったり、態度が悪かったりすると審査に落とされる場合もあります。
④ 物件が気に入れば入居
内見をして住みたいと思えば内見後に申込書に記入をします。
入居申し込みは早い者順なので、他の人が先に入居を希望していたら審査の順番が後回しになります。
「これだ!」と思う物件に出会えれば早いほうがいいですが、他にもいい物件があるかもしれないので1か所見ただけで決めるのは少し考えたほうがいいかも知れません。
1-3. 1日に回れる物件数は?
だいたい1物件につき30分から1時間を目安に内見をします。
なので、1日に回れる物件は4~5件が限度といえるでしょう。
6件以上も不可能ではないですが、移動時間を含めると最大で9時間ぐらいになってしまいます。
せっかく内見に行くのに件数をこなすことばかり意識して本来見るべき1件を細かく見られないのは勿体ないです。
2. 内見に必要な持ち物 ベスト7
内見に行く前に持ち物も確認しておきましょう。
内見をより有効な時間にするための持ち物です。
ベスト7:ビー玉やピンポン玉などの球状のもの
部屋で転がすと物件の傾斜が分かります。
傾斜は頭痛やめまいの原因にもなります。
また、建てつけが悪くなるので、隙間ができてしまったら消費電力に影響しますし、結露の原因にもなります。
ベスト6:方位磁石
間取り図にも明記されている方位ですが、ずれていることもあります。
物件は南向きが良いとされていますが、東向きは体内時計が狂いにくいとされるので朝方の人にはお勧めですし、西向きは朝日が差し込んでこないので夜型の人に向いています。
北向きの部屋は敬遠されがちですがクロスや本が日焼けしづらく暑がりの人にはいいかもしれません。
ベスト5:カメラ
スマートフォンに内蔵されているもので大丈夫です。
カメラは実際に見たメリット・デメリットを記録できますし、動画で撮影した映像は何軒も物件を見るなら後から見直す際に選ぶ材料になりますよね。
ベスト4:時計
最寄りの駅やバス停からの所要時間は1分=80mに明記されています。
ただし、歩いてみると信号があったり、急な坂だったりと時間は変わるものです。
そんな時に実際に時間を計ってみることで住むことを想定しやすくなります。
また、日照時間を計ることもできるので便利です。
ベスト3:メジャー
今住んでいる部屋の家具や電化製品を搬入できるかは大きなポイントになるでしょう。
窓の大きさを計ることでカーテンも今使っているのが使えるか確認できますし、収納の大きさは間取りに寸法が明記されていないので、事前に計っておくことをお勧めします。
洗濯機の防水パンもドラム式洗濯機は大きいのでチェックしておきましょう。
家具や収納など手持ちのものを使えるのも余計な出費を抑えるポイントになるでしょう。
ベスト2:メモ&筆記用具
内見で見た、聞いた情報はしっかりとメモをしておきましょう。
その時に感じた雰囲気や匂い、物件のメリット・デメリットをしっかりと記録することで他の物件と迷ったときの判断材料になります。
ベスト1:間取り図
不動産会社から事前の用意を依頼する、または自分で印刷をしておきます。
基本的には寸法は図面どおりですが、実際に訪れてみると思ったよりも広かった、狭かったと感じることもあるでしょう。
3. 内見で確認しておくべきポイントはココ!
内見では部屋の隅々まで確認しましょう。
日当たりや、自分の持っている家具や家電が入るかはもちろんのこと、水回りは特に大切です。
蛇口やシャワーの水圧がしっかりしているか、トイレは清潔で水流は大丈夫か。
浴室やトイレは実際に入ることでサイズ感が分かるでしょう。
設備の確認も重要です。
エアコンや換気扇がきちんと稼働するか、窓やドアはスムーズ開閉するかを確認します。
フローリング、壁紙などは傷や汚れ、カビなどがあれば不動産会社に相談しましょう。
交換が可能な場合があります。
また、忘れがちな防犯面もチェックしておきましょう。
ドアの鍵はしっかりしているか、ベランダからの侵入は安易ではないかなどです。
壁の厚さは実際に叩く、耳をつけるなどして確認してみましょう。音漏れは騒音に繋がります。
4. 物件回りのチェックも忘れずに!
物件回りもしっかりチェックしましょう。
物件回りを確認することで、これから生活する上で自分に合った良い環境なのかが分かるでしょう。
・郵便受け
たやすく手を入れることができるような作りでは個人情報が漏れてしまう可能性もあります。
また、他の不動産会社は空室物件にチラシなどが入らないように塞いでいることが多いので、他の部屋がどのくらい入居しているかの目安になります。
・駐輪場
整理整頓されていれば管理が行き届いているということになります。
子供の自転車が多い、マウンテンバイクが多いなどで近隣住民の年齢層も想像できます。
・ゴミ捨て場
ごみの捨て方で同じ集合住宅に住んでいる住人のマナーが分かります。
ルールーを守らない人がいることが分かれば、夜中の騒音も激しい可能性もありますし、害虫もいるかもしれません。
管理体制が整っているかも確認できますね。
・立地
普段住んでいる街でどのようなお店や公共機関を頻繁に利用しているかを考えながら、新しい街でも不自由なく生活できるかを確認します。
その作業は事前にネットなどでも確認できますが、実際の街の雰囲気、最寄りの駅やバス停からの道はどのような道か、できれば夜の時間帯に見に行くのをお勧めします。
夜は治安も分かりやすいですし、夜に外から物件を見てみて防犯上の問題がないかの確認するといいでしょう。
内見で難しい場合は自分で行くのもいいですね。
5. まとめ
内見自体は不動産会社にお願いすれば誰でも気軽に見に行くことができます。
でも、ただ見に行くだけでは上手な賃貸選びとは言えません。
より自分の欲しい情報を確認できるように持ち物をしっかり持って、何を確認すべきか事前に考えていきましょう。
内見をしっかりすることで後からの後悔も少なくなりますし、余計な出費も抑えられるでしょう。
時間がかかってしまう内見ですが、面倒に思わず頑張りましょう。
今の頑張りがよりよい物件を見つける手助けとなります。
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