東京都心へのアクセスが意外にも良いことから、最近は千葉県に住む人が増えています。
中でも千葉市は開発が盛んに進んでいる地域もあり、若い人や子育て世代に人気があるエリアが多数存在しています。
今回は、これから益々の発展が期待される千葉市での、2LDKのお部屋探しに役立つ情報をご紹介していきます。
1. 2LDK賃貸(マンション・アパート)の家賃相場【千葉編】
千葉市は中央区、若葉区、花見川区、緑区、稲毛区、美浜区の6つの区に分かれています。
千葉市の中心部にあたる中央区では、家賃4~20万円と、幅広い価格の物件が出ており、おおむね7万円前後の物件が多く見受けられます。
他の地区では安い家賃の物件で3万円台から、高いものでは13~15万円程度の物件が出ています。
平均をみると、6~7万円前後の物件が多く、家賃相場は、千葉市全体を見て大きな差はないものの、中央区については家賃が高い傾向が見られます。
2. 千葉市で住みやすい街
2-1. 通勤に便利なエリア
通勤に便利なエリアは、千葉市の中心部に位置する中央区です。
千葉県の県庁所在地であるとともに、千葉市役所など県や市の行政機関の中心的施設が集まっています。
特にJR千葉駅周辺は、千葉都心とも呼ばれ、千葉駅にはJR総武線、中央線、成田線、内房線、外房線と多くの路線が乗り入れています。
また、京成千葉線の京成千葉駅や千葉都市モノレールのモノレール千葉駅との連絡もあり、多数の路線の利用が可能です。
さらに東京駅へも、JR総武線特急で最速26分で移動可能であるなど、都内への交通の便も良好な上に、在来線やバスの本数も多いため、市内や県内の移動に際しても利便性が高いといえます。
また千葉駅以外にも、中央区には多くの駅が比較的近距離にあるなど、路線が充実していて、通勤だけでなく休日のレジャーにも大変便利な環境です。
2-2. 1人暮らしにおすすめのエリア
1人暮らしには、千葉市中央区をおすすめします。
千葉駅周辺は家賃が高い傾向にありますが、家賃に予算をかけられない場合でも、中央区内の他のエリアは比較的安く、利便性のいい物件を見つけることができます。
例えば、蘇我などは京葉線の終点になるのですが、京葉線だけでなく内房線や外房線も乗り入れているため、通勤だけでなくレジャーなど、プライベートでも利用できる路線が多い点が魅力です。
また蘇我駅が始発となるため、座って通勤することも可能です。
都心部へは40~50分で移動することができ、京葉線では東京駅まで乗り換えなしで行くことも可能です。
利便性の良さもさることながら、家賃の価格帯が比較的安くなっている点も魅力です。
蘇我には大学があり1人暮らし用の物件が多く、家賃相場も高くないため、毎月の出費を抑えられるでしょう。
またショッピングモールやスパ、映画館が併設された大型商業施設ができたことで、買い物の利便性も一気に向上している点も魅力です。
こちらの施設は、無料のシャトルバスが出ているので、車を所有していない人でも買い物に行きやすくなっています。
2-3. 2人暮らし、同棲・新婚におすすめのエリア
2人暮らしや同棲・新婚の人におすすめのエリアは、千葉県美浜区です。
京葉線海浜幕張駅の周辺は幕張新都心と呼ばれ、幕張メッセやホテルなどだけでなく、大型商業施設も充実しているエリアです。
駅の周辺にはタワーマンションもあり、都会的な雰囲気で若い人を中心に人気を集めています。
商業施設が充実しているため、ブランド品ばかりでなく、毎日に必要な食料品が揃うシッピングモールもあります。
ここは、子育てにも力を入れている地域のため、子育て世代も多く住んでいます。
ですから、これから子供が増えることを想定した場合も、安心して住み続けられる環境ですよ。
景観の良い街並みは、近所を散歩するだけでもデートになるような、洗練された雰囲気となっています。
イベントなども頻繁に開催されているので、色々な楽しみ方ができるでしょう。
3. 千葉で家賃相場が安い場所・地域ランキング
第1位 若葉区
千葉県の中心に位置する若葉区は、東側が八街市や佐倉市とも隣り合わせており、田畑が多い自然が豊かな環境です。
千葉市にある観光農園の半分以上が若葉区にあるなど、農業が盛んな地域です。
そのため、都心部へ出るには時間を要してしまうこともあり、家賃の安い物件が多くなっています。
しかし若葉区の中でも都賀駅は交通の便が良く、総武本線や成田線、千葉都市モノレールなどが利用できます。
都賀駅周辺には商業施設も充実している他、区役所や銀行なども集まっており、生活をする上でも利便性の高い環境です。
都賀駅であれば、徒歩5分以内の便利な物件も、6~8万円台で住むことができますよ。
都心のような華やかさはないかもしれませんが、必要な施設がコンパクトに揃っているため、生活しやすく大変コスパが良いエリアといえるでしょう。
第2位 緑区
緑区という名前の通り、緑が多い自然豊かな環境の区です。
おゆみ野駅や鎌取駅周辺は開発が進み、若い世代や子育て世代に人気があるベッドタウンとなっています。
都内や千葉市の他の区などから移り住む人も多く、住民は増加傾向にあります。
自然が多く、蛍が飼育されている公園や、九十九里が見える公園など、自然を楽しめる公園施設などが多数あります。
意外にも、東京の都心まで1時間程度というアクセスのため、通勤・通学にも便利な環境です。
外房線の本数がやや少ないことや、繁華街のような便利さはありませんが、普段の生活に必要なものは駅周辺の商業施設で十分手に入ります。
都会の喧騒から離れてオフを過ごしたい、という人にはおすすめのエリアですよ。
第3位 稲毛区
市内でも比較的小さい面積の区ですが、若葉区や緑区よりも多い約16万人以上の人が住んでいます。
そのため区のほとんどが住宅地になっており、人口密度は千葉市全体平均の2倍以上といわれています。
1人暮らしや子育て世代に人気があり、千葉大学をはじめとする教育機関が多いことも特徴です。
行政も子育て支援に力を入れているため、子供を育てるうえでも安心できる環境でしょう。
総武本線の稲毛駅をはじめ、西千葉駅など都心へのアクセスも良く、東京へ通勤をする人も多く住んでいます。
稲毛駅周辺は商業施設も充実しているため、買い物にも困らず十分に便利なエリアです。
4. 千葉で家賃相場が安い駅ランキング
第1位 都賀駅(JR外房線)
駅から徒歩5分以内で、6~7万円程度で2LDKの物件を探すことができます。
都賀駅はJR総武本線、千葉都市モノレールが乗り入れており、若葉区の中心的な駅にもかかわらず、家賃相場は安くなっています。
自然豊かな環境と、都心へのアクセスの良さがある魅力的な街のため、相場は安いものの充実した生活環境といえますよ。
第2位 浜野駅(JR内房線)
中央区と市原市の境目にある内房線の駅で、内房線を利用すると千葉駅まで10分の好アクセスとなっています。
乗り入れている路線は内房線のみですが、横須賀・総武快速線との直通運転が多いため、都内へのアクセスも良好です。
直通運転のため、乗り換えなしで都内まで足を延ばせるのは魅力的ですね。
駅周辺にもお店は少ないため、落ち着いた雰囲気となっていますが、県道や国道沿いは商業施設や娯楽施設が多くあるため、買い物や遊び場所には困らないエリアといえます。
スーパーが駅から離れているため、車がないと少し不便なエリアですが、東口が開発中のため、今後住みやすくなる可能性があります。
第3位 西千葉駅(JR総武線)
中央区にある西千葉駅は、総武線の各駅停車のみが停まります。
千葉駅からは総武線で2分のアクセスとなっており、目の前には千葉大学があり、学生が多く利用する小さいながらも活気のある駅となっています。
大学が近くにあるため、駅周辺の飲食店など商業施設は充実していますが、学生向けの物件が多いのが特徴です。
5. 千葉で2LDK賃貸(マンション・アパート)を探す方法まとめ
千葉市は都心へのアクセスが良く、市内のいたるところで開発が進んでいます。
それだけ移り住む人が多い、魅力あふれる街ということがいえるでしょう。
千葉駅や海浜幕張駅など、都会的な雰囲気のエリアから若葉区や緑区など自然が豊かなエリアまで、多様な顔をもつ千葉市。
多様な環境があるからこそ、自分にあった物件を見つけやすいかもしれませんよ。
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