引っ越しの際に重要になってくる不動産選び。
いい物件を紹介してもらうためにも、最適な不動産を選びたいところですよね。
こちらの記事では、不動産選びのポイントをご紹介します。
家賃の交渉や契約日の交渉などについても解説していますので、参考にしてみてください。
1. いざ引越し! 不動産会社と物件選びのポイントは?
いざ引越し!となったとき重要なのは、不動産会社と物件をどのように選んでいくかということになります。
ここを慎重に行うことが、引っ越し成功の鍵となりますね。
1-1. 不動産会社の選び方は?
当然ですが、まず不動産会社を選ぶ時点で、信頼できる不動産会社をしっかり見極める必要があります。
それでは、具体的にどこを基準にして見極めればよいのでしょうか。
・電話の応対は良いか
これは不動産会社だけではなくすべてのことに当てはまりますが、電話の応対がよろしくないところは、あまり良い会社とはいえません。
電話応対の態度が悪いなんていうのはもっての他ですが、例えばこちらが希望条件を伝えたとき、何もなく「あります」と即答する、などというのも怪しいです。
たとえばこういった会社は、おとり広告である可能性もあるのです。
不動産会社を選ぶのであれば、電話応対の良いところを選ぶというのは、1番最初にできる見極めポイントですね。
・店舗の印象は良いか
電話応対だけではなく、実際に店舗に足を運ぶと、会社の印象もよくわかりますよね。
例えばほとんどの不動産会社は、店舗の外に物件情報の宣伝チラシを貼っていると思います。
その掲示物が黄ばんでいたり、古くなっていたりなどで、長い間張り替えた形跡がないなどの場合は、あまり良い物件を見つけることはできなさそうですね。
・担当者の対応は良いか
実際に担当者と話をしてみるとよくわかりますが、良い担当者の場合は、こちらの希望をきちんと聞いてくれると思います。
そして希望に沿うように物件を紹介してくれますし、気になる物件は内見をさせてくれるでしょう。
そこで気に入らなかったとしたら、繰り返し話し合いを進め、最後まで誠実に対応してくれると思います。
しかし全員がそうではありません。
例えば良くない担当者の場合は、希望を聞かずに物件を紹介してきたり、下見をさせなかったり、押し売りをしてきたりなどのこともあります。
「すぐに買い手が決まってしまう」などといって煽ってくるのもこの例ですね。
1-2. どんな物件を探しているか詳しく伝えよう!
不動産会社が決まったら、次はどんな物件を探しているのか、担当者に詳しく伝えましょう!
「家賃の上限はどのぐらいなのか」「どんな間取りがよいのか」などの希望条件をしっかりと決めておかなければ、不動産会社の方も物件を紹介するのも難しいですよね。
担当者に希望をしっかり伝えれば、それにあった物件を紹介してくれるはずです。
家賃や敷金礼金、設備や間取りなどもそこで確認できるので、気になったことはどんどん質問してみることが重要です。
1-3. 物件の妥協は必要なの?
これは難しい問題ですね。
予算に上限がある場合は特にそうですが、希望していた条件すべてが叶えられない場合があります。
そういったとき、時には妥協が必要になるかもしれません。
そのようなときに必要な手段として、希望条件に優先順位をつけておく必要があります。
例えば家賃の上限は絶対に譲れないという人もいるでしょうし、「部屋の中に洗濯機置場がないとどうしてもイヤ!」という人もいるでしょう。
絶対に譲りたくない条件と、まあ妥協できるという条件をしっかり分けておくと、部屋探しもスムーズに進みますね。
2. 引越し手続き方法の流れを確認しよう!
不動産会社で物件を見つけたら、次は引越し手続きを行なうことになります。
旧居での電気、水道、ガスなどのインフラ関係の解約、そして新居での新規契約の手続きも忘れずに行いましょう。
そのほか転居届の提出など、複雑な手続きもたくさんありますので、抜けや漏れがないようにしっかり確認しておく必要があります。
3. 物件を契約する際にチェックしたいこと
3-1. 家賃の交渉
「家賃の値下げ交渉は、ダメ元でもやってみるべき!」なんていうのはよく聞きますよね。
言ったからといって必ず家賃が下がるわけではありませんが、やはり大家さんにしても不動産会社にしても、早く入居者が決まったほうが良いというのは一概に言えることです。
そのため、「ここですぐに決めてくれるなら……」ということで、数千円ほど家賃が安くなるというパターンはあります。
しかし大家さんによっては、「絶対に家賃の値下げは行わない!」 という人ももちろんいます。
しかも値下げをしないでもすぐに売れるような人気物件だったら受け付けないでしょうし、春の引越しシーズンであれば断られるなんていう可能性もあります。
交渉を行なう場合は、間に入ってくれている不動産会社にまず聞いてみましょう。
3-2. 家賃発生日の交渉
もしも今住んでいる物件も賃貸である場合、旧居の賃貸借契約解約を行わなければなりませんね。
そのため、急遽での解約手続きと、新居での契約手続きの2つを行うことになります。
新居での契約を開始する日は、すなわち家賃が発生し始める日ということになります。
つまり、この日付はなるべく遅いほうがいいですよね。
なるべくならば、旧居の契約解約日により近いほうが良いです。
通常であれば、審査に通った場合、契約申し込みをした日から1週間から10日以内に契約が開始します。
つまり、まだこの時点で旧居で暮らしていたとしても、家賃が発生してしまうようになるのです。
そのため、何日ぶんか無駄な家賃を支払うことになりますね。
ここで、ダメ元にはなるのですが、契約開始日を少し遅らせるように交渉してみるという手段もあります。
閑散期やあまり人気のない物件であれば、場合によっては受けてくれることもあります。
3-3. 賃貸借契約で必要な書類と費用
賃貸借契約のときに必要な書類は、物件ごとに異なります。
必ず不動産業者に確認するようにしましょう
主に必要な書類としては、以下のものになります。
- 源泉徴収や納税証明書など、本人の所得証明書
- 連帯保証人の印鑑証明書
- 連帯保証人の所得証明書(これはいらない場合も多い)
- 連帯保証人の保証書(書類に連帯保証人の署名と捺印が必要)
また、賃貸契約を結ぶとなった場合、契約の際には大きなお金が出ていくことになります。
内訳は細かく分けると様々ありますし、地域や物件によっても総額は異なります。
例えば東京都内の場合であれば、
- 敷金(家賃2ヶ月分)
- 礼金(家賃2ヶ月分)
- 前家賃(家賃1ヶ月分)
- 仲介手数料(家賃1ヶ月分+税)
が必要になります。
東京都の場合で合計すると、家賃の6ヶ月分のお金が引っ越しの際、一度に出ていくということになりますね。
結構大きなお金が出ていきます。
基本的には契約の際に支払うことになりますので、このことを念頭に置いて物件探しをする必要があります。
4. まとめ
不動産の選び方のポイントから交渉のコツ、また手続きや費用などについてもご紹介しましたが、参考になりましたでしょうか。
物件選びももちろん重要ですが、その前に重要になってくるのが不動産会社選びになります。
良い不動産会社を選ぶことができれば、物件選びはもちろんアフターサポートについても手厚く行ってくれる場合が多いでしょう。
しっかりと不動産会社を見極め、自分にとって最適な物件を見つけられると良いですね。
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