「引越しが決まった場合、インターネット回線の手続きはどうしたらいいの?」
「お得なサービスを受けるには?」
「メールアドレスは、絶対に変えなければいけないの?」
実はよく知らないパソコンの手続き、ここでは、これらの疑問にお答えします!
1. 引越し時のパソコンの手続きって?
引越しをする際は、様々な手続きが必要です。
簡単にまとめると、次のようなものが挙げられます。
- 引越し先の決定、物件探し
- 引越し業者の決定
- 捨てるものを分別、ゴミ出し
- 荷物の梱包
- インターネット手続き
- 電話手続き
- 市町村役所への転出届・転入届
- 水道手続き
- ガス手続き
- NHK手続き
- 自家用車手続き
- 携帯電話の住所変更手続き
- 銀行・クレジットカード住所変更手続き
- 国民健康保険手続き
- 国民年金手続き
- 印鑑登録手続き
- 郵便局手続き
- 運転免許証手続き
他にも生命保険などに加入している人は、その手続きが必要となるでしょう。
簡単に・・・とはなんだったのでしょう。
変更したことを伝える必要がある場合は、個人によって他にもあるかと思います。
特に最近では、インターネット上で住所登録をしている場合にも変更が必要です。
例えばアマゾンやヤフーショッピング、楽天などの住所変更をしていないと、前の住所に荷物が届いてしまいます。
この場合は宅配業者の方にも迷惑ですし、自身も届くと思っていたものが届かないため、不便な思いをすることになりますので注意しましょう。
このような中で、インターネットの手続きを忘れてしまうと、引越し先で非常に不便な思いをしていまします。
したがって、しっかり調べて適切な手続きを行うようにしましょう。
具体的に、まず考えなければいけないのは、今の回線を「継続」するのか「乗り換え」するのかということです。
これについては後に比較しながら詳しく述べたいと思います。
1-1. 解約の仕方
基本的には契約している会社に連絡し、解約する旨を伝え、レンタルしている機器などがあれば返却します。
これで解約完了です。
しかし注意しなければならないのは、解約する場合に「解約手数料」がかかることがあるという点です。
解約手数料にもいくつかありますので、まとめてみましょう。
- 最低利用期間以内の解約手数料
- 契約更新月以外の解約手数料
- プロバイダーの解約手数料
「最低利用期間以内の解約手数料」は、最初に契約した際に、例えば「最低2年は使っていただくと工事手数料が無料」「キャッシュバックあり」などの内容があるケースで、2年以内に解約する場合に発生する手数料のことです。
「契約更新月以外の解約手数料」とは、スマホなどでもよくある契約ですが、「毎月の利用料金の割引を受ける代わりにこの制約がかかります。」という割引契約をしていて、更新月でない場合に解約するとかかる手数料です。
1年、2年、3年などの契約が一般的です。
更新月である場合には、手数料は不要です。
「プロバイダーの解約手数料」は、プロバイダーに支払う解約手数料のことです。
回線業者とプロバイダー業者は、別々に契約している場合があります。
例えば「フレッツ光」のサービスを利用している場合には、必ずどこかのプロバイダーも利用していることになります。
この場合は、回線業者であるNTTと契約しているプロバイダー業者への解約手数料が必要になります。
auひかり、OCN光などの場合は、回線業者とプロバイダー業者が同一であるため、解約先は1社となります。
自身の契約がどうなっているか、改めて調べてみましょう。
また、気をつけなければいけないのがインターネットを解約をしてしまうと、メール接続が停止してしまい、受信と送信ができなくなるということです。
履歴を見ることはできますが、この点は覚えておきましょう。
どうしても同じメールアドレスを引っ越し先でも維持したい場合は、メールアドレスを維持できるプランがありますので、新しい契約先のプランを利用しましょう。
ただし、この場合は有料になる可能性があります。
1-2. 引越し当日にネットが使いたいなら
引越し先で、初日からインターネット接続環境が必要になる方もいるかと思います。
最近ではスマートフォンが一般化していますので、ちょっとした調べものなどはできますが、仕事などの関係で、どうしても必要な場合もありますね。
初日からインターネット環境を使用するには、「事前に申し込みをしておき、工事などを済ませておく」ことが必要になります。
気をつけなければならないのは、工事の予約が混雑している時期は、こちらが希望する日を選択できない場合があることです。
特に、3月や4月上旬までは非常に混雑することが予想されますので、早めにスケジュールを組んでおいたほうが良いでしょう。
2. 今の回線を継続? それとも乗り換える?
引越しが決まった場合に、インターネット接続のことで考えなければならないのが、今の回線を「継続」するのか「乗り換え」するのかということです。
2-1. どちらがお得?
一般的には、現在の契約を解約して、新規契約の割引サービスやキャッシュバックを受けた方がお得です。
しかしながら結局のところ、「継続」するのか、「乗り換え」するのか、得をするのかどうかは、自身の契約しているインターネット回線の「更新月かどうか」によるところが非常に大きいのです。
前述したように、解約手数料が多額にかかる場合は「継続」するのが無難でしょうし、計画した上での引越しであれば、インターネット回線の更新月であり、解約手数料が不要の場合もあるかと思われます。
解約手数料がいくらかかるか、「乗り換え」を行った場合、毎月の回線通信費がいくらかかるかをトータルで計算して考えてみましょう。
また、計算する場合に注意しなければならないのが、集合住宅から戸建てへ引越しするときです。
この場合、「継続」でも基本料金が大幅に上がる可能性がありますので、気をつけてください。
また、前述したように「乗り換え」の場合は、メールアドレス変更になる場合もあると思いますので、その辺りを考えて検討してみましょう。
ヤフーメールやgmailなどのフリーメールを利用している方であれば、気にする必要はないかもしれません。
2-2. どちらが楽?
楽なのは、「継続」する方でしょう。
現在使っているインターネット環境を別の場所で使用するだけなので、メールアドレスの変更などをする必要がありません。
しかしサービスによっては、都市では提供されている回線サービスが、地方では提供されていない場合があります。
そのときは「継続」するという選択肢がそもそもないため、「乗り換え」をするしかないケースもあります。
3. 継続する時に注意したいこと
継続する時に注意したいのは、新しい引越しで魅力的な料金でサービスを受けられるインターネット業者があるかどうか、ということです。
これについては、しっかり調べておいた方が良いでしょう。
最近では魅力的な料金設定だけでなく、付属サービスも非常に良いインターネット業者が多数あります。
たとえば固定電話が低額で利用できたり、セキュリティサービスが無料であったり、映像サービスが低額でオプション選択ができるなど、最近ではインターネット回線にも付属サービスが充実しています。
「継続」するから関係ない、というスタンスでは損してしまうかもしれませんので、調べてみてトータルで判断するのが良いでしょう。
4. 乗り換え時に注意したいこと
乗り換え時に注意したいことは、前述したように、解約手数料がどれくらいかかるのか、ということです。
特に急に引越しが決まった場合は、更新月でないことがほとんどでしょうから、解約手数料が想像以上にかかることがあります。
また、これも前述していますがメールアドレスの問題もありますので、この辺りはクリアしておきましょう。
5. まとめ
以上をまとめると、引越しが決まったらまず、インターネット回線を「継続」するか、「乗り換え」するかを総合的に検討して決める必要があるということです。
自身の環境によって、どの選択が最も適切であるかは自身が判断する必要があります。
時間がかかるかもしれませんが、しっかり計算しましょう。
また最近では、インターネット回線業者が提供するサービスも、魅力的な料金やコンテンツが多くなりました。
このあたりも確認し、引っ越し先で快適な環境で生活できる準備をすすめましょう。
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