引越しの前に覚えておきたい、プロパンガスの手続き方法をご紹介!

新居に引越しする際は、ガスの開栓作業が必要です。

と同時に、今まで生活していた住居のガス閉栓作業も忘れずに済ませましょう。

今回は、プロパンガスの手続き方法や、物件別の注意点などに焦点を当ててみました。

ご存じの方は少ないと思いますが、プロパンガス供給会社は数が多く、料金設定も会社によって異なるので、その中でも安心できる優良会社を探し出すことが、ガス料金の節約につながります。

プロパンガスを使い始める、そしてガス会社を探す前に知っておきたいポイントなどもあわせてご紹介します。

1. 引越しの際のプロパンガスの手続きについて

引越しが決まったら、様々な手続きが必要となりますが、忘れてはいけない手続きのひとつに、ガスの手続きがあります。

ガスが使えない生活は、やはり不便ですよね。

プロパンガスを契約中の方なら知っておきたい、利用中止(閉栓)と利用開始(開栓)手続きの流れについてご紹介します。

1-1. 利用中止(閉栓)手続きの流れ

まずは、契約中のプロパンガス(LPガス)販売会社に、利用中止(閉栓)手続きの連絡が必要となります。

連絡方法は、電話もしくは会社によってはインターネット手続きが可能な場合もあるので、ご確認ください。

手続きの際は「お客様番号」が分かれば、やり取りがスムーズに進みます。

「お客様番号」は検針票・請求書に記載されているので、あらかじめ準備しておきましょう。

電話での手続きの際はオペレーターに番号を伝え、ネット手続きではフォームに番号を入力することで認証されます。

手続きの際には、以下の情報を会社に伝えます。

  • お客様番号(不要の会社もあります)
  • 利用中止する住所
  • 利用中止希望日
  • 訪問希望日
  • 引越し先住所
  • 支払い方法(口座引き落とし、クレジットカード等から選べる場合)
  • 日中連絡が取れる電話番号

プロパンガスの閉栓手続きは、販売会社のサービスマンとの立ち会いが必要となりますので、そのための時間を確保しましょう。

使用停止の前に、お使いの全てのガス器具を外しておく必要があります。

方法は、まずガス器具のスイッチを切り、ガス栓を閉めます。

それから、ガス栓とガス器具からガスホースを抜いて完了です。

ガス器具やガス栓の種類によっては手順が異なる場合もあるので、取り外しを行う前に、お使いの機器の取扱説明書やガス会社のサイトで確認するようにしてください。

ガス器具を自分で取り外すのが不安な場合は、サービスマンに作業をお願いすることができます。

ただし作業費用が発生することもあるので、利用中止の手続きの際に前もって確認することをおすすめします。

プロパンガスの利用中止手続きは、なるべく早く済ませておきましょう。

引越し日の一週間前、遅くとも2、3日以前に済ませることが望ましいですね。

引越し繁忙期の3~4月は立ち会い日の予約が取りにくくなることがあるので、早めの予約をおすすめします。

新居でも同じ会社で契約する場合は、その旨を予め伝えておくと、引越し後もスムーズに開始手続きができます。

閉栓と開栓、両方の手続きを一度に済ませられる方法も覚えておきましょう。

1-2. 利用開始(開栓)手続きの流れ

引越しが決まったら、まずはガスの利用開始(開栓)手続きが必要となります。

ガスの開栓には立ち会いが必要なので、プロパンガス(LPガス)販売会社に連絡して立ち会いの日程を決めなければいけません。

入居の当日にガスの開栓が済んでいないと、お風呂が沸かせない、お料理ができない、など不便な目にあってしまいますので、早めに会社への連絡を済ませておきましょう。

手続きは、プロパンガス(LPガス)販売会社に電話もしくは、可能な場合はインターネットから行います。

手続きの際は、以下の情報を会社に伝えます。

  • 引越し先の新住所
  • 引越し先の電話番号
  • 日中連絡が取れる電話番号(携帯電話など)
  • 使用開始希望日
  • 訪問希望日
  • 備え付け機器や持ち込み機器の有無
  • ご希望の支払い方法

前項で説明したガス閉栓と同様に、手続きを早めに済ませること、サービスマンが立ち会いできる日程を確保することに気をつけてください。

プロパンガスの使用開始日には、サービスマンによるガスの開栓、ガス管、ガス器具の検査及び使用上の注意事項等の説明が行われます。

疑問点などがあれば、確かめておきましょう。

ガス機器の取り付けをサービスマンに依頼する場合は、開栓手続きの際に予め予約が必要となります。

また、プロパンガス専用のガス機器以外の取り付けはできませんので、お手持ちのガス器具がプロパンガスに対応しているかを確認してください。

2. 新しいガス会社と契約するなら

現在ご利用中のガス会社の料金が高い、もしくは引越しでガス会社の担当エリアを離れてしまった場合は、新しいガス会社への乗り換え手続きを開始させましょう。

プロパンガスを乗り換える際は、現在のガス会社への解約手続きと、新しいガス会社の新規契約手続きの手間が発生します。

しかし、新規契約するガス会社に乗り換えすると伝えることで、解約手続きなどをその会社に代行してもらえます。

プロパンガスは、法律で料金設定が決まっている都市ガスと違って、ガス会社が独自で価格を設定しています。

いわゆる公共料金ではないため、非常に高い金額でガスを販売する企業や、都市ガスよりも安い価格で提供する企業など、様々なタイプの企業が市場に混在しています。

料金が安く、サポートも充実した優良会社を探している方は多いはずです。

料金などの情報をホームページなどで公開していない会社もあるので、情報を集めて比較して、優良会社をご自身で探すことは難しいのです。

乗り換え条件が複雑になることもあり、良さそうな会社を見つけても、お住まいの地域や現在付き合いがあるガス会社での契約状況などの都合で、乗り換えができない場合もあります。

ご自身でガス会社を探すことが難しいので、多くの方が訪問販売業者による紹介や、第三者相談機関からの紹介によって会社を決めています。

最近はインターネットで、ガス会社間の価格を比較したサイトや、適正価格の優良ガス会社を紹介してくれるサイトがあるので、活用してみましょう。

有名なサイトとして、「enepi」(エネピ)、「プロパンガス料金消費者協会」があります。

3. ここは注意! 物件別の契約

引越し先の物件によって、契約の際の注意点があります。

賃貸物件はオーナーが契約しているガス会社の確認、中古物件は以前の居住者が契約していた会社のメーターやボンベの有無の確認、新築物件は配管工事の確認と、複雑なように思えますが、新居でガスを使うに当たってのトラブルを起こさないためにも重要なことです。以下に3つの居住形態別に、注意点をご紹介します。

3-1. マンション・アパートの賃貸

賃貸物件では、オーナーが契約しているガス会社のみ使用することができます。

したがって、入居者自身がガス会社を決めることはできません。

賃貸物件のプロパンガス料金は、戸建に比べると高めに設定されていることがあります。

かつては、ガス会社間の競争激化によるオーナーの囲い込みで、給湯器やエアコンなどを無償貸与するサービスを付け、契約による縛り付けが横行していました。

この契約では、オーナー側が設備投資の費用がかからないために得をしますが、その費用が入居者の基本料金や従量料金に上乗せされてしまっているのです。

しかも、年数が経っても料金は高いままで、オーナーもその実態を知らないままでいます。

お住まいの物件のガス代が高いとお悩みの場合は、オーナー、もしくは管理会社の了承のもとガス会社を変えてもらう、という方法があります。

ただし、自室だけガス会社を変えることはできないので、全室一括での変更となることを覚えておきましょう。

「プロパンガス料金消費者協会」のサイトでは、オーナーとのガス会社変更の交渉を代行するサービスがあるので、活用してみてはいかがでしょうか。

3-2. 中古物件

中古物件は、以前の居住者が契約していたガス会社のメーターやボンベが残っている場合、新しいガス会社と契約することができません。

新しいガス会社と契約する前に、以前のガス会社に連絡してメーターやボンベを撤去してもらう必要があります。

ガス会社の連絡先はメーターに記載されているので、連絡すればガスの供給を受けることができます。

しかし「ガス会社はどこも同じ」と思い込んで、安易に連絡してしまうことは考えものです。

会社によっては、契約当初は安く価格設定して、徐々に値上げするなどの悪徳商法を行っていることもあるからです。

またプロパンガスの初心者と判断されて、契約初回から高額な料金設定をする会社もあります。

ガス会社と契約した後に、良心的な価格の会社に変更しようとしても手続き上の都合でうまくいかないトラブルも起こりえます。

中古物件に入居した方でも、元から設置されていたガス設備の供給会社と契約する義務はありません。

入居前に、ご自身で良心的な価格とサービス内容のガス会社を探すことをおすすめします。

3-3. 新築物件

新築物件に入居する前には、ガスの配管工事が行われているか、または行う予定の有無を確認する必要があります。

新築でのプロパンガス会社は、ご自身で決めることが望ましいのですが、ハウスメーカーや建築会社が勝手に決めてしまうケースが少なくありません。

住宅完成間際の慌ただしい時期に、ガス会社の詳しい説明を受けずに契約し、料金の高さに気づいて他社に乗り換えたくても、契約年数が決められているので中途解約できない例もあります。

また、すでに設置されたガス機器を撤去する手続きや費用が生じてしまいます。

配管工事の他に給湯器などのローンもあり、違約金の支払いも発生するため、他社への乗り換えを断念せざるを得ないなどのトラブルもあります。

プロパンガス会社はどこも同じではない、ということを頭に入れて、会社の選定は慎重に行わなければいけません。

だからこそ、工事が始まる前の計画段階にガス会社を選定することをおすすめします。

新築を建てる、もしくは建てる予定の方で、ご自身でガス会社の選定を考えている場合は、あらかじめハウスメーカーや建設会社に、無断でガスの配管工事を行わないように伝えておきましょう。

4. プロパンガスの手続きについての注意事項

新居に引越す前に、以前の住居のガス閉栓を必ず済ませてください。

契約していたガス会社に連絡し、サービスマン立ち会いのもとで作業が完了します。

新居でのガス開栓前に、電気と水道の開通と必要なガス器具の用意も必要となってきます。

また、契約するガス会社の契約内容もしっかり把握しておきましょう。

契約内容をよく理解しないままに手続きしてしまうと、解約の際などにトラブルが発生する場合があります。

トラブルの例として、ガス機器の料金をガス会社が支払っていることが多い背景から、契約期間中の解約は違約金が発生する旨が契約書に明記されていることがあります。

だからこそ、契約書の内容には必ず目を通して、疑問点などは会社に確認して解決するように心がけてください。

ガス開栓の前に、「保証金」をガス会社に預ける制度があります。

これは、プロパンガス会社が実施している独自の制度で、ガスを契約する際にお金を預ける仕組みです。

金額は会社によって異なりますが、10,000円程度であることが多いようです。

「保証金」は、ガス料金の取りはぐれを防ぐために行われている制度です。

毎月延滞なく料金を支払っていれば、退去する際の閉栓手続き時に返金してもらうか、料金の最終清算に充てるかを決めることができます。

5. まとめ

いかがでしたでしょうか?

プロパンガスは、都市ガスと違って料金形態が会社によって異なるので、引越し先の物件によっては会社の契約方法などを考え直す必要があります。

リーズナブルにガスを使用し続けるために、適正価格のガス会社紹介サイトなどを活用して、安心してお付き合いできる会社を探してくださいね。

優良なガス会社と一度契約できれば、その後は見直しなどに頭を悩ませる心配はありません。

最初の取り組みが肝心です。

優良なガス会社とのお付き合いを続けて、新居での快適な生活に役立ててください。