自分や家族を守る!マンションの地震対策3選

地震の多い国である日本では、どんなところに住むにしても地震対策は欠かせません。

最近では建物自体に耐震設備を取り入れるなどの地震対策を一番に考えて建物が建設されています。

そんな中でもマンションに住むとなると、まずは自分でできる地震対策を始める必要がでてきます。

また、マンション自体の地震対策はどのようになっているのでしょうか?

今回はマンションの地震対策に目を向けてご紹介していきます。

1. マンションに住むならやっておくべき3つの地震対策

まずは自分で用意できるような地震対策を3つ紹介します。

1-1. 家具の下に滑り止めシートを敷く

地震がきた時、家具の横転はとても危険です。

家具が揺れによって倒れてこないようにするために、滑り止めシートを敷きましょう。

大型家具の下に滑り止めシートを敷くことにより、家具が滑ることを防いでくれます。

1-2. 転倒防止フックをつける

転倒防止フックを取り付けることで家具が転倒することを防ぎます。

大型家具であるタンスや冷蔵庫をフックで繋いでおくことで家具同士が固定され、転倒する危険が減少するのです。

転倒防止フックには様々な種類がありますが、粘着テープで固定するタイプは賃貸物件でも使用でき、オススメです。

1-3. 背の高い家具を控え、窓際に置かない

背の高い家具やガラス扉のある家具は地震の際に倒れてきたり、ガラスが飛び散ってしまったりと危険です。

そういった家具を置くことは控えることが大切です。

特に窓際には置かない方が良いでしょう。

ベッドの近くや窓際に大きな家具を置いていると倒れてきた時の重さや割れたガラスの破片で怪我をする恐れがあります。

そのため背の高い家具はできるだけ置くことを控え、窓際やベッドの近くには置かないことを心がけましょう。

2. マンション選びはここもチェック!地震対策設備とは?

マンションの地震対策設備には基本的に耐震、免震、制震といった3つの設備があります。

それぞれどのような設備なのかを具体的に見ていきましょう。

・耐震

耐震は壁や柱に地震に強い素材を使用したり、補強材を入れることによって建物全体の強度を高めます。

建物を地震に強くするだけではなく、マンション内に住人がいた際には避難しやすいように作られています。

・免震

建物と基礎の間に免震装置を組み込み、建物が直接地面に触れないように免震装置を取り付けることで地震のエネルギーを建物が直接受けないようになります。

地震が発生した際に免震装置が建物の間に組み込まれているため、通常の住宅よりも地震の揺れがマンション自体に伝わりにくくなります。

・制震

建物内部と構造に振動軽減装置を組み込むことで地震の揺れを吸収します。

建物全体にかかる地震のエネルギーを軽減することで建物にかかる負担も減らすことができるのです。

高層階に行けば行くほどマンションは揺れを感じてしまうものですので、制震構造は特に高層マンションに取り入れられています。

2-1. 新耐震基準とは

日本は地震が多い国であるため、耐震基準が頻繁に更新されています。

その中でも現在の耐震に関する規制としては最も新しいものが「新耐震基準」です。

1981年6月に制定された建物基準法では建物の崩壊を防ぐのではなく、中にいる人たちの安全も守るようにすることを法律の基本とするようになりました。

新耐震基準とは大地震が起きても命に関わるような被害が出ないことを目的とした法律です。

その時の建物の強度としては以下のように制定されています。

  • ・震度6強から7に達する大型地震で崩壊、倒壊しないこと
  • ・震度5強程度の中規模地震ではほとんど損傷しないこと

これらが制定されています。

旧耐震基準ではこのように細かな地震の規模に関しては言及されておらず、震度5強程度の中規模地震で倒壊しないことが制定されていました。

これは新耐震基準ではほとんど損傷しないことに改められております。

震度5強程度の地震が来ても建物自体は軽いヒビ割れ程度の被害で済むよう建物の強度を求められているというわけです。

2-2. マンションの耐震設備の例

・柱や建物自体を補強する耐震補強

柱や瓦などの建物自体を補強する耐震補強は、マンションではよく使用されている設備の一つです。

柱や瓦を頑丈にすることで、地震によるエネルギーにも負けないような構造になります。

・制震ブレース工法

制震ブレース工法は居住者が転居しなくとも受けることができる耐震設備です。

築数のあるマンションでは後から耐震設備を補強することも多いため、このように居住者がいながら工事を行うことが可能です。

そもそも制震ブレース工法とは、地震の揺れを低減させる摩擦ダンパーを組み込んだ鉄鋼ブレースのことを指します。

制震ダンパーを組み込むことによって、地震の揺れを低減することができます。

マンションではよく取り入れられている耐震設備の一つで、鉄管の直径が小さいため工事中には採光や通風への影響が少ないまま工事を進めていくことが可能です。

3. 「低層」と「高層」地震が起きた時に安全なマンションはどっち?

マンションでは基本的に高層階に行けばいくほど、地震による揺れをダイレクトに受けやすいと考えられています。

そのため一見高層マンションの方が地震に対する安全性が低いと考えられてしまうでしょう。

ところが、安全なマンションを選ぶ際に気をつけるのはマンションの高さではありません。

どのような建築基準法によって建てられているかどうかです。基本的に耐震基準は以下の3つがあります。

  • 新耐震基準 1981年以降の建物に該当し、関東大地震などの震度7程度の大地震にも耐えられる構造
  • 旧耐震基準 1971〜1987年の建物に該当
  • 旧耐震基準以前 1971年以前の建物に該当

この3つの基準の中でも最も新しい新耐震基準に当てはまるマンションであれば、比較的安全性が高いと考えることができます。

マンション選びにおいては低層、高層で選ぶのではなく1981年以降に建てられたマンションを探すことが重要だというわけです。

実際に地震の揺れに関してはどの階に住んでいようとも、大地震が来れば揺れを感じるのはどこでも同じです。

しかし、マンションの安全性として避難のスムーズさを考えるのであれば低層マンションの方が安全ともいえるでしょう。

これは災害によってエレベーターが万が一止まってしまった際に低層マンションの方が避難をスムーズに行えます。

高層マンションではエレベーターでの移動が主になりますので、止まってしまうと高層階から下の階までいくのにかなりの負担となってしまうでしょう。

ところが低層マンションでは万が一止まった時でも、階段を利用して避難することができるため安全に避難することが可能になります。

同じように揺れてしまうのであれば、低層マンションに住んだ方がもしもの時に安全に避難することができるでしょう。

4. まとめ:マンションでも事前の地震対策が大切!

今回はマンションでの地震対策に関して詳しく紹介しました。

最近建てられたマンションであればあるほど新耐震基準に基づいているため、大地震もしっかりと想定された作りとなっています。

マンションを探す際にはどのような基準に基づいて建てられているのかを選ぶ参考にすることが、安全性の高いマンションを選ぶ第一歩になるでしょう。

地震大国である日本においては、やはり住まい選びの段階で耐震を重視することが大切です。